インド産・国産石材の魅力

石にも、風土がある。歴史がある。

お墓は日本の伝統的な文化であり、象徴です。江戸時代以降、日本各地には様々な石材が採掘され、その石を使って、地場のお墓を作り続けてきました。それ故に、地の人は生まれたときから、そのお墓を目にし、お墓のことを考える世代になったときには、当たり前のようにその石のお墓を求めるのです。また、地の石で建てられたお墓は、風土にも合い、ご先祖様に安らぎを与えられることにもつながるでしょう。

各地で産出される石材はそれぞれに特徴があり、地の石材店は地の石を美しく仕上げることに特化した技術を発展させていきました。日本の石職人は手加工から始まり、近代に入り機械加工により精度の高い美しい墓石を造り続けてきました。日本人は特に美観にこだわりをもって行っており、その技術は未だ、健在です。

歴史上の著名人のお墓も、各地の銘石を使用しています。そのようなお墓を想い、同じ石を使うことで、つながりを持つというのも、良いお墓を持って良かったことになるのではないでしょうか。

国産の銘石：

真壁石（小目）　産地：茨城県
細かな粒子が作り上げた、優雅で堅牢な最高級石材のひとつ。関東の石碑に白御影石が多いのはこの石を使用しているためです。

磐梯みかげ　産地：宮城県
濃い青みのある美しい石目で、繊細な質が特徴の御影石。硬度が高く、吸水率が低いです。東北地方を代表する銘石です。

浮金石　産地：福島県
石の産地福島が誇る高級石材。建築材としても使用されます。金や白の斑が浮くよう散りばめられていることから、この名が付きました。

本小松石（青目）　産地：神奈川県
採掘時は茶褐色ですが、研磨後、独特の模様と緑色の石面になります。石目が細かく、耐火性に強いです。特にに関東では高級墓石材となっています。

大島石（特級）　産地：愛媛県
四国を代表する銘石のひとつ。石目は細やかで、青みを帯びています。堅く、吸水率が低く、色あせもほぼありません。特級は希少価値が高く、別に石目のやや大きいものは一級と呼ばれます。

庵治石（細目）　産地：香川県
四国を代表する銘石のひとつ。硬度が高く、きめ細やかな表面に斑が浮くと、大変美しい石です。中でも細目は、庵治石の中で、小さな黒雲母の数が多く、斑が最も鮮やか。石材の最高峰で、世界一価格の高い墓石です。

インド産の銘石：

インドの石材は、日本には無い濃い手の石が多くあります。現在の中国材が出回るよりも前に、インドの黒御影石は墓誌として、よく使われていました。昭和に建てられたインドの黒御影石は、今でも、深く濃い黒色を美しく放っています。インドの石材の特徴としては、以下のことがあげられます。

1. 黒、グレー、黒緑系など濃色の石が多く、反射率が高く、美しさを感じられる
2. インド材の大半は吸水率が低く、素材が密である。水の吸い上げ模様が無い。
3. 石が硬く、艶持ちが良い

インド銀河　産地：カルナタカ州
代表的なインドの細目の白御影石。石質が堅く、変色しないので、人気が高いです。

ニューインペリアルレッド　産地：カルナタカ州
世界中で最も赤い石です。生産量は安定しており、石筆は非常に堅いです。建材、墓石、モニュメントなどいろいろな分野で使われています。洋型墓石として、女性に人気があります。

M1H　産地：アンドラプラディッシュ州
鮮やかなグリーン細目の石。直射日光に当てると、とても鮮やかなグリーンが映えてきます。吸水率は0％と、墓石としては最高級の石質と言えます。

Y-1　産地：アンドラプラディッシュ州
インドを代表する高級御影石。黒目の中に淡いグリーンが散りばめられ、とても貴賓があります。非常に堅く、艶が良いです。『真っ黒はちょっと』という方には最適です。

クンナム　産地：タミルナドゥ州
インド産の最高級黒御影石として評価されています。石質が御影石で最も堅く、変色しないので人気の高い石です。4つの鉱山より色調の差があるため、有識者への相談は欠かせません。

小島石材店ではインド産・国産石の石碑をお勧めしております。一度、ご来店いただき、是非その魅力を感じてください。